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会長あいさつ

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2016年より北海道病院歯科医会の会長を拝命いたしました北斗病院歯科口腔外科の牧野修治郎です.5代目の会長に就任するにあたり,ご挨拶を申し上げたいと存じます.

 「病院歯科」

「病院歯科」とは歯科口腔外科の主要疾患である悪性腫瘍,顎変形,顔面外傷など高次歯科口腔外科疾患の治療はもちろん,全身疾患などの理由で一般歯科診療所では対応困難な高齢者,有病者の歯科治療,口腔管理を担う「歯科における2~3次医療機関」であります.これらは病院という歯科以外の医科診療科,検査・診療設備,コメディカルなどのマンパワーを背景に成立しています.もちろん入院患者に歯科治療サービスを提供し,医科疾患の口腔ケア,栄養サポートチーム(NST)の一員としての院内活動等,様々な疾患の支持療法に従事し病院診療科としての一翼を担っています.加えて近年では歯科医師の卒後臨床研修において,全身状態を理解し有病者歯科治療に対応できる基礎知識の修得,他科医師,コメディカルとの連携研修の場として重要性を増してきています.

 「北海道病院歯科医会」

「北海道病院歯科医会」は北海道各地で活動する病院歯科勤務医が参集して,平成元年に山下徹郎先生,野村克弘先生,中村博行先生(初代理事長) ,池畑正宏先生などのご尽力により発足しました.初代会長野村克弘先生,二代目池畑正宏先生,三代目宮澤政義先生,四代目関口 隆先生のご活躍で組織を整備して参りました.今年で28年目を迎えますが,発足当時からの一貫した目的は,病院歯科相互の連携強化,医療技術や学術的な知識の交流・向上そして会員相互の親睦を通じて,より安心・安全・良質な医療を患者様に提供することであります.このため本会では年4回の臨床検討会あるいは学術講演会を企画し,とくに道歯会員の皆様へは道歯会通信を通じてこれらの御案内をさせて頂いております.先に述べました「歯科における2~3次医療機関」としての医療は,紹介元である北海道歯科医師会会員をはじめとする歯科診療所の御理解無くしては成立しない病診連携であり,今後も引き続き御協力頂きたく存じます.

 「地域包括ケア・周術期口腔機能管理」における病院歯科の役割

医療・介護の一体改革のための地域包括ケアにおける歯科医療の役割は,介護予防プログラムとしての口腔ケア,要介護者の生活機能向上等があります.地域医療構想策定ガイドラインでは在宅医療の歯科診療所の後方支援として病院歯科が明記されました.また二人に一人が「がん」に罹患する日本において,がん治療をサポートする周術期口腔機能管理は,厚生労働省の委託事業として日本歯科医師会が受託し,各都道府県歯科医師会が講習会を展開しています.本事業の主力となる歯科診療所においては治療困難な場合の後方支援も,病院歯科が担当しているのが現状です.「歯科における2~3次医療機関」としての病院歯科の役割は,地域包括ケア,周術期口腔機能管理の中で重要性を増しています.北海道の2次医療圏で,21圏域中9圏域には病院歯科がないのが現状です.これら不均衡を補い,地域の歯科診療所と病院歯科が密接に連携するためにも本会は貢献したいと考えています.その一助として,このホームページをご利用頂けば幸いです.

 

北海道病院歯科医会
会長 牧野修治郎

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